いくらでも魚はいる

感想文と旅行

発光体<シェイプ・オブ・ウォーター>

初日は満席だった。それは眼がくりくりして愛らしく、ここぞという場面で身体を発光させる。その青さがとっても水棲生物らしい色で嬉しくなる。主人公は人魚姫のように口がきけず、理由はそっと暗示されるだけで、あれが夢のようなラストにつながる。主人公が住む部屋、音楽、ソ連の人々、車の色(ティール)、不味いパイ、悪役の気持ち悪さ、全てがしっくりきて最初から最後までずっと心地よい映画。こんな映画がアカデミーを取れる時代になったなんて素晴らしい。